◆6月

2020/12/29

「合唱関係コロナニュース」 合唱で生徒がコロナ感染 文科省が対策呼びかける緊急通知  

◆埼玉県川越市市立中学校で35人の新型コロナウイルスによるクラスター(感染集団)が発生した。重症者はいないという。県内の小中学校でクラスターが発生したのは初めて。

埼玉の市立中でクラスター、生徒ら35人感染…合唱練習時のマスク徹底されず : 社会 : ニュース : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

 

◆文部科学省は全国の教育委員会などに、学校の授業や部活で合唱を行う際の感染対策を求める緊急の通知を8日発出しました。

通知では具体的な対策として、マスクは原則着用し、間隔をできるだけ2メートルあけること、顔への飛まつの飛散を防ぐため、立っている児童生徒と座っている児童生徒が混在しないようにし、連続した練習時間をできるだけ短くして、常時換気をすることなどを求めています。

萩生田文部科学大臣は、閣議のあとの記者会見で「できるかぎり感染防止に配慮しながら、さまざまな対応をしていただくことが望ましい。一律に感染リスクがある合唱コンクールは全国一斉に中止をするべきだということを発信するつもりはなく、ぜひ気をつけてやってもらいたい」と述べました。

合唱で生徒がコロナ感染 文科省が対策呼びかける緊急通知 | 新型コロナウイルス | NHKニュース

◆小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校において合唱等を行う場面での新型コロナウイルス感染症対策の徹底について(通知)令和2年12月10日

1. マスク※は飛沫拡散防止の効果があるため、原則、着用することとします。

2. 合唱している児童生徒同士の間隔や、指導者・伴奏者と児童生徒との間隔、発表者と聴いている児童生徒等との間隔は、マスクを着用している場合であっても、前後方向及び左右方向ともにできるだけ2m(最低1m)空けます。

3. 立っている児童生徒の飛沫が座っている児童生徒の顔へ付着する飛沫感染のリスクを避けるため、立っている児童生徒と座っている児童生徒が混在しないようにします。

4. 連続した練習時間はできる限り短くします。常時換気を原則とし、窓等を対角方向に開け、十分に換気を行います。飛沫感染に留意し、近距離での大声を徹底的に避けます。

※ ここでいうマスクは、厚生労働省「新型コロナウイルス感染症の予防」の啓発資料による正しいマスクの着用(鼻と口の両方を隙間がないよう覆った)にのっとった形状のものをよぶ。
・マウスシールド、下部の開放が広いマスクなど、隙間のある形状のものは該当しない。
・フェイスシールドについては的確な取扱いを行わないと感染を拡大させてしまう危険があり、専門的知識のない方が扱うことは危険であるので、合唱活動においての着用は推奨しない。

小中高特支学校において合唱等を行う場合でのコロナ対策の徹底について(通知) (mext.go.jp)

                                       以上

2020/12/26

令和3年度 さいたま市合唱浦和の会の音楽祭について

◆春の合唱祭は中止となりました。

◆秋の「合唱の集い」  日程:2021/10/11(月)

 その日は、オリンピックの延期により、祝日から平日に変更となりましたので、開催時間は、午後~夜間の時間帯となります。
以上

2020/12/05

「合唱関係コロナニュース」 スパコン富岳飛沫実験 2020/10

歌唱時にマスク、フェイスシールド、マウスガードを装着した場合

 マスクは、隙間からエアロゾルは漏れるが、発生しているエアロゾルの半分以上を防御できるのに対して、フェイスシールド、マウスガードでは、10μm以上の大きな飛沫の飛散抑制効果はある程度期待できるが、エアロゾルは相当量が漏れ出てしまうという。

マスクの防御効果

吸気時におけるウイルス飛沫やエアロゾルの体内への侵入防御という観点でみると、不織布マスクを着用することで、上気道に入る飛沫数を3分の1にすることができ、とくに大きな飛沫については侵入をブロックする効果が高いという。 

だが、20μm以下の小さな飛沫に対する効果は限定的であり,マスクをしていない場合とほぼ同数の飛沫が、気管奥にまで達するという。

フェイスシールドの防御効果

一方、フェイスシールドは、飛散してくる飛沫を防御する効果は高いが、エアロゾルに対しては、隙間からの侵入が避けられないこと、自分が発した飛沫の飛散を抑制する効果では、大きな飛沫に対しては有効であるものの、エアロゾルは大量に漏れ出すことを示した。
 また、正しく垂直に装着している場合と、口元を広くして装着している場合とでは飛沫の飛び方が大きく異なることも指摘。口元を広くして装着している場合には、かなりの量の飛沫が自分の下側から飛んでいくことになるという。

合唱時の感染リスク

合唱時は多くの人が同時に発声するため、1人で歌っているときよりも、前方への飛沫飛散が強まる一方、体温による上昇気流が生まれ、エアロゾルが拡散されることもわかった。また、人を少なくすることで、直接飛沫を受けるリスクを低下することもできるという。

「歌唱時に作られる気流によって、飛沫は、通常発話時よりも遠くまで流され、感染リスクを上げる要因になっている。前列はかなりリスクが高い状態となる。一方で、左右の距離を開けて、互い違いに配置し、標準の2分の1の人員となった場合には、前例への感染リスクが軽減する。
 さらに、前後左右を2m開けて、ソーシャルディスタンスと言える距離にし、標準の8分の1の人員にした場合には、直接、飛沫が人に飛散するリスクは低減するが、人が減ったことにより、体温による上昇気流が弱まり、エアロゾルが高濃度になるという状況が生まれることもわかった。

マウスガードよりは、マスクのほうが、効果が高い。

富岳、カラオケや居酒屋などでのマスクの防御効果を解析 - PC Watch (impress.co.jp)