◆6月

2012/03/24

フィンランディア

フィンランディアは、北欧フィンランドの帝政ロシアからの独立に一役かった曲です。
新聞社主催の歴史劇の伴奏曲として、1899年にジャン・シベリウスが作曲した管弦楽組曲でした。それをのちに「フィンランド賛歌」として合唱曲とするため、歌詞をつけ編曲したものです。
帝政ロシアがこの曲の演奏を禁止しましたが止められず、ヨーロッパ諸国へ広まっていったそうです。
管弦楽組曲は3部構成で、最初は重く金管楽器によって始まり、次に転調して緊張感が高まって、最後に美しい旋律であるこの合唱曲の部分となります。

この曲はフィンランドの第二の愛国歌となり、讃美歌にもなっているそうですよ。

http://www.youtube.com/watch?v=5fDFyjIVSa4

以下に原曲の訳に近いものを記します。

 おお,スオミ(フィンランド国のこと),見よ,お前の夜明けだ
 お前を脅かす夜は遠くへ追い払われ
 ヒバリが,輝く朝の歌を歌っている
 まるで空自身が奏でているようだ
 朝の光が夜の闇の力に打ち勝ち
 お前の朝が明けたのだ,祖国よ

 さあ立ち上がれ,スオミ,高々とあげよ
 偉業の記憶の花束で飾られた自分の頭を
 さあ立ち上がれ,スオミ,お前は世界に示した
 他民族による支配をはねのけたことを
 圧政に屈しなかったことを
 お前の一日が始まるのだ,祖国よ

「七つの海声響け・・・」の私達が歌っているものは、より訳が中立的になっていますね。

このフィンランディアは、ダイバード2のエンディング曲でもあるそうです♪
監督がフィンランド出身だからだそうです。知らなかった~!

Wikipediaより